スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

韓ドラ二次小説【~「素敵なヒト」~】

~「素敵なヒト」~

作・ありちゃん





素敵なヒトに出会った。


バイト先のカフェで、窓拭きをしていたの。
高い所は背が届かなくて、ぴょんぴょんとジャンプしながら拭いていた。
何度目かのジャンプの後、着地に失敗して倒れそうになって・・・

「きゃあっ!」

盛大に叫び声を上げて、頭から床に突っ込みそうになる。
ぎゅっと目を瞑った。

ん?

あたし、宙に浮いてる?


違う。
誰かが抱き留めてくれてるんだ。


「大丈夫かい?」


そーっと目を開けると、男のヒトがあたしの顔を覗き込んでいた。

「立てる?」

こくこくと頷いて、私は身体を起こした。
そのヒトはあたしの手を取って支えてくれた。

「すみません!」

「いや、怪我がなくて良かったよ。」

「あ、ありがとうございます!!」

「高い所は、踏み台を使った方がいいね。」

そのヒトは、くすりと笑って店の奥に入って行った。

思わず、その後ろ姿をぼーっと眺めていたら、先輩に大声で呼ばれた。
あたしは慌ててキッチンに向かう。


はあぁ。

素敵なヒト、だったな。



◇◇◇



いつも行ってるフレッシュジュースのお店。
そこのオンニ(お姉さん)も素敵なヒトで、あたしはオンニに憧れていた。



「オンニ!素敵なヒトに出会ったの!」

オンニはジュースのカップを手渡してくれながら、ふふ、と笑った。

「へぇ、どんな人?・・・どこで会ったの?」

「バイト先!背が高くてね、笑顔がとっても素敵だったの。」

倒れかけたあたしを抱き留めてくれたこと、優しく気遣ってくれたこと、
とにかく、全部が素敵だったと、オン二に報告した。

「また、お客として来てくれるといいわね。」

「うん!オンニ、ありがとう!」



それから、そのヒトと会うことはなかった。
あたしのシフトでないときに来てるんじゃないかと、先輩に聞いてみたんだけれど、分からないと言われた。


名前くらい訊いておけば良かった。
彼女、いるのかな?
・・・いる、よね。女の子に放っとかれない感じだもの。



いつものように、オンニのお店に向かった。
ウィンドウから見える店内に、何人かのお客さんがいる。
一人の男性客を残して、みんなジュースカップを片手にお店を出るところだった。

あたしもお店に入ろうと、入り口のガラス戸を押そうとした。

その時

男性客が、オンニの唇に掠めるようにキスをしたのが見えた。

オンニは、あんぽんたん!と言いながら拳を握って持ち上げてる。
キスしたその男性は、大袈裟に仰け反って避ける振りをする。

二人とも幸せそうに笑ってた。


その男性客は・・・


素敵な、あのヒトだった。


あーあ。
再会したと思ったら、こんな場面だなんて。
結構、本気で好きだったのに。
・・・オンニ相手じゃ、敵わないよ。


ガラス戸を押そうとしていた手を下ろし、回れ右をする。

涙が頬を伝った。



あたしだって、オンニに負けないくらい素敵になって!
あのヒトに負けないくらい素敵なヒトを捕まえてやるんだから!!



破れた恋は、ほんのちょっぴりほろ苦かったけれど


あんな風に幸せそうに、笑い合えたら・・・素敵よね


と、そう思った。




<おわり>


私の作品に暖かいコメントをくださり、二次小説作家を応援してくださる皆様に感謝申し上げます。

また、with you..さま、いつも更新作業をありがとうございます。


こちらのお話は自ブログで公開済みのものです。
ティアドロップさんもハマって、二次小説作家となるきっかけとなった
そのドラマの二次小説です。
ティアドロップさんは大切な二次小説作家仲間です。

静香ちゃんを全力で応援致します!


---------

ありちゃん氏に盛大なる拍手を!

皆様からの二次創作の投稿を心よりお待ちしております。


たくさんの作家さん、読者さんに知ってもらうためランキングに参加しています。
ぽちぽちぽちっと3連打お願いします。



人気ブログランキング




にほんブログ村

スポンサーサイト

韓ドラ二次小説【~SP 大統領~】

~SP 大統領~

作・イニシャルA



~SP 大統領~


ノックの音がした。

「どうぞ。」

返事をすると、入って来たのは秘書室長だった。
私は手許の書類に視線を戻し、執務を続ける。

彼は私のデスクに歩み寄って来て、目の前に立った。

「大統領、ご存知ですか?」

秘書室長の差し出した一枚の紙。

『花より青瓦台』

ネットニュースをプリントアウトしたらしい一枚の紙。

「何です?・・・これは?」

「大統領警護官が、イケメンすぎると話題になっています。」

「・・・それで?」

「何にせよ、国民の関心が寄せられていると言うことです。」

そんなことは言われなくとも、よく分かっている。


その日のスケジュールを確認して、秘書室長は執務室から出て行った。


ある日の視察を終えて官邸に戻った時、車のドアを開ける警護官に目が留まった。


あの、彼か?
・・・なるほど、イケメンだな。


ツカツカと建物に向かって歩いていたのだが、私はふと立ち止まって彼を振り向いた。
一瞬、彼は驚いた顔をしたが、すぐに辺りを警戒する。優秀さが窺い知れた。

手招きをすれば、身のこなしも鮮やかに歩み寄って来る。

「何でしょう?」

「ネットニュースで見たよ。・・・写真よりいい男じゃないか。」

「はあ・・・」

私は彼の肩をぽんぽんと叩いて、また歩き出した。


顔で、大統領を護っているわけではないだろう。


誇り高き、大統領警護官。
私はその『誇り』に相応しい大統領であらねばならない。


国民の為に・・・。

彼の為に。



fin


----------

イニシャルA氏に盛大なる拍手を!

二次小説の投稿はどんなジャンルでも可になりました。
皆様からの投稿を心よりお待ちしております。



たくさんの作家さん、読者さんに知ってもらうためランキングに参加しています。
ぽちぽちぽちっと3連打お願いします。


人気ブログランキング




にほんブログ村

韓ドラ二次小説【~続 SP ~】

~続 SP ~

作・イニシャルA



~ 続 SP ~

大統領が無事に青瓦台に到着した。

『A地点?』

「異常ありません。」

耳に装着したイヤホンから聞こえる声に、素早く報告をする。


大統領が車を降り、建物の中に入っていった時点で、今日の俺の任務は終わりだ。
後は別のチームが、ビップを警護してくれる。

因みに、警護する人物をビップと呼ぶ。
文字通り海外の要人のこともあるし、国内の要人のこともある。


左右を確認して車のドアを引いた。

ビップは車を降り、真っ直ぐに建物へ向かう。
しかし、ふと立ち止まる。

なんだ?

咄嗟に周りを警戒する。

ビップは俺を振り返っていた。視線がかち合う。

え?手招き?・・・俺のことを呼んでいる。

俺は素早くビップに近寄った。

「何でしょう?」

「ネットニュースで見たよ。・・・写真よりいい男じゃないか。」

「はあ・・・」

ビップは俺の肩をぽんぽんと叩いて、また歩き出した。


顔で大統領を護っているわけじゃない。

わけじゃないが・・・



俺は大統領警護官。
その仕事に誇りを持っている。


----------

イニシャルA氏に盛大なる拍手を!

イニシャルA氏、「続編を」の声にお応えして頂きありがとうございました。

皆様からの投稿を心よりお待ちしております。



たくさんの作家さんに知ってもらうためにブログ村のランキングに参加しています。
ぽちっとお願いします。


にほんブログ村

韓ドラ二次小説【~SP~】

~SP~

作・イニシャルA



~SP~

大統領が変わった。
それに伴い、俺の任務も変わった。
警護するべき人物が変わった、と言うだけで、俺の仕事自体が変わった訳ではない。

巷では、「花より青瓦台<チョンワデ>(*大統領官邸)」などと言われているらしい。

イケメン4人組が登場するドラマのことは知っているが・・・

顔で大統領を守れるわけではない!


そう言えば、大統領警護官を主人公にしたドラマも観たことがある。
まあ、よく描かれていたとは思う。
アクションもなかなかだった。

しかし、ドラマはドラマ。
現実は、シナリオなどないのだ。

「花より青瓦台」
「リアル ナントカ」
世間は好きに言ってくれるが、大統領警護官の任務を思えば、俳優の如きイケメンである、と騒がれることに何の意味があるのか・・・

まあ、しかし・・・
どちらのドラマも、イケメン達が演じているのは確かだ。
悪い気はしない。


現実はドラマのようなわけにはいかない。


俺は大統領警護官。

その仕事に誇りを持っている。



fin


イニシャルA氏に盛大なる拍手を!

皆様からの投稿を心よりお待ちしております。


イニシャルA氏より「どの作家さんの作品も秀逸で、読むのが楽しいです。」の言葉が届いております。

イニシャルA氏。

遊び心を持った書き手であれば、おそらくハマるであろう企画だと思います。様々な意味での「憩いの場」にしたいと思っています。
またのご投稿をお待ちしております。


たくさんの作家さんに知ってもらうためにブログ村のランキングに参加しています。
ぽちっとお願いします。


にほんブログ村

韓ドラ二次小説【~嫁と姑~】

~嫁と姑~

作・イニシャルA



野比のび太の実家。

のび太の母、玉子はお茶をすすっていた。
一人息子ののび太が結婚して、もう何年かになる。
嫁の静香とは良い関係を築けている。
今日も、嫁が会いに来ると言っていた。
とても楽しみだ。

「お義母さん、こんにちは。」

「あら、しずかちゃん、早かったのね。」

「はい。早くお義母さんに見て欲しくて!」

静香は急いでDVDをセットした。


「とても、面白かったわ!」

「でしょう!お義母さん!」

「続きが観たくなるわね。」

「全部を一遍に観るのは大変ですから、少しずつ、お持ちしますね。」

玉子と静香の共通の趣味、「韓流ドラマの鑑賞会」を月に2回以上は開いている。
静香の持って来る韓流ドラマはどれも面白く、玉子も大喜びだ。

「特に、このドラマ、主人公がのび太さんによく似てるんです。」

え?のび太に?

「・・・韓流スターと言えば、イケメンばかりでしょう?」

のび太は・・・お世辞にもイケメンとは・・・。

「ええ、もちろんイケメンなんですけど・・・この俳優の垣間見せる『素』の姿が、のび太さんそのもので・・・」

頬を染める嫁に、ちょっとびっくりな玉子だった。

「見てください。」

スマホの画面を見せる静香。
イケメン韓流スターの写真を次々にスワイプしていく。
よくこれだけ集めたものだ、と感心する玉子。

どうやら同じ俳優のようだが、いろんな表情で写真に収まっている。

これか!

なるほど、そのメガネ姿は息子を彷彿とさせた。

「・・・のび太ね。」

「でしょう!これが、超絶イケメンに変身するんですよ!
ふり幅が大きいと言うか・・・ギャップ萌えです!」

つまり、のび太はイケメンではないと・・・。

果たして素直に喜んでいいものか・・・。

しかも、のび太には、萌え得るギャップは無いように感じられる。やはり、韓流スターとは違うのだ。

だがしかし、
この嫁は、あの、のび太と結婚してくれたのだ。
それだけでもありがたいのに・・・美人で、優しいだなんて、もう、奇跡ではないか!

「しずかちゃん、ありがとうね。」

「ええ!この俳優のドラマ、他にも面白いモノがたくさんあるんです。
この俳優だけじゃないわ。史劇ドラマも、アクションものも、日本のドラマとは違った魅力があって・・・」

静香は嬉しそうに話し続けた。


のび太を、韓流スターにすり替えてでも仲良くしてくれる静香に、感謝を禁じ得ない玉子だった。

嫁姑の仲を取り持ってくれる韓流ドラマ。
その魅力は尽きない。


---

イニシャルA氏に盛大なる拍手を!

イニシャルA様、早速のご投稿ありがとうございます。愛は十分に感じます。

皆様からの投稿を心よりお待ちしております。


たくさんの作家さんに知ってもらうためにブログ村のランキングに参加しています。
ぽちっとお願いします。


にほんブログ村

プロフィール

Author:with you..

カテゴリ
最新記事
最新コメント
ブログ村ランキング
RSSリンクの表示
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。