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二次小説【アンパンマンとカレーパンマン】~「一輪の花」~

「一輪の花」

作・ぱんのミミ


雲一つない青空の下─────

広い草原の中にポツンとある石の上に彼は一人座っていた。

「アンパンマン!」

カレーパンマンは空から声をかけるとクルリと一つ旋回して石の上に座っているアンパンマンの隣に降り立った。

「何してるんだ?」

カレーパンマンが言うと

「花を見てたんだ」

アンパンマンがにっこり微笑む。手には白い花が一輪握られていた。

「花ぁ?ショクパンマンでもあるまいし」

呆れたように言うカレーパンマンにアンパンマンはまたフフっと笑った。

「さっき女の子にもらったんだよ。前にお腹がすいて泣いていたからぼくの頭を分けてあげたんだ。今日また会ったらこの間のお礼
にってこの花をくれたんだよ」

嬉しそうに見上げるアンパンマンにカレーパンマンは

「ふーん、そんな一輪だけの花なんかもらったって食べられないしなんの役にも立たないじゃないか」

そう言うと腰に手を当てアンパンマンが持っている花に顔を寄せてじっと見た。

「うん、でもこれを見てると胸の中がぽかぽかと温かいんだ。女の子の気持ちがとっても嬉しいからだね」

幸せそうな顔をしてアンパンマンもまた花をじっと見ている。

「そっか……」

カレーパンマンもそんなアンパンマンを見ていたらなんだか胸が温かくなってきた。

「パン工場に帰ってバタコさんに活けてもらえよ。押し花にするとかさ。枯れちまうぜ」

アンパンマンはびっくりしてカレーパンマンを見た。

「カレーパンマンでも押し花なんて知ってるんだ」

「なんだよ。オレだってそれくらい知ってるさ」

得意気に胸を反らせチラリとアンパンマンを見ると目が合い二人で笑いあった。

「帰ろうぜ」

「うん」

一輪の花を手にしたアンパンマンとカレーパンマンは背中のマントを翻し青い空へと飛び立った。

飛びながらアンパンマンはカレーパンマンに笑いかける。

「カレーパンマンって結構優しいよね」

「結構は余計だろ」

二人は仲良くパン工場へと向かったのでした。



<おしまい>

ぱんのミミ氏に盛大なる拍手を!


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非公開コメント

暖かなコメントありがとうございます。

withyou..さまの活動をこれからも応援しています。ありがとうございました。

No title

アンパンマンの優しさとカレーパンマンの
男らしさに、思わずニッコリしてしまいました。
女の子の気持ちが二人に伝わって良かったですね。

ぱんのミミさん、暖かなお話をありがとうございました。

こんばんは。

とても暖かな作品。
ほっこりしました。

たった一輪の花をもらったとしても感謝出来るようになりたい。
また、たった一輪の花だったとしてもその感謝の気持ちは伝わる。
真心のやりとりはそんなものだろうと思います。
作家と読者もそんな関係になれたら素敵ですね。

幸せになれるお話をありがとうございました。
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